アルゼンチン、ブラジルに跨って世界遺産に宣言されたアルゼンチンのイエズス会伝道所は、サン・イグナシオ・ミニ(San Ignacio Mini)、サンタ・アナ(Santa Ana)、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート(Nuestra Senora de Loreto)、サンタ・マリア・ラ・マジョール(Santa Maria Mayor)遺跡は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)の北東約780km圏内、ミシオネス州(provincia de Misiones)に位置、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス(Ruins of Sao Miguel das Missoes)遺跡は、ブラジルの首都ブラジリア(Brasilia)の南東約1,580km圏内に位置、概略的に遺産と宣言された伝道所群は、イエズス会宣教師が福音宣教を目的として、17世紀からグアラニー先住民族およびカトリック教徒の宗教的秩序によって設立された伝道所。
手の洞窟と呼称されるリオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノスは、パタゴニア地方、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)の南西約1,735km圏内、サンタクルス州(Provincia de Santa Cruz)に位置、登録面積600ha、緩衝地帯23.31km² を占有、深い峡谷を川が流れる素晴らしい景色に囲まれた洞穴に、9,300年~1,300年前の彩色された数多くの手の跡が残存する先史時代の壮大な壁画遺跡。
ブラジルとアルゼンチンに跨り概略的に世界遺産に宣言されたグアラニーのイエズス会伝道所群は、イエズス会宣教師が福音宣教を目的として、17世紀からグアラニー先住民族およびカトリック教徒の宗教的秩序によって設立され点在する伝道所及び遺跡。
17世紀、18世紀、スペイン帝国に属する領土、地理的には現在のアルゼンチンのミシオネス州(provincia de Misiones)カンデラリア県(departamento Candelaria)及びコンセプシオン県(departamento Concepcion)、ブラジルのリオグランデ・ド・スル州(Estado do Rio Grande do Sul)サント・アンジェロ(Santo Angelo)、又は、パラグアイのイタプーア県(Itapua)にイエズス会伝道施設及び遺跡が残存します。
英語表記:Jesuit Missions of the Guaranis
所在地:アルゼンチン/ミシオネス州、ブラジル/リオ・グランデ・ド・スル州
S28 32 36 W54 15 57(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (iv) 1983年登録、1984拡張
リオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノスは、洞窟に描写された人間の手の鮮明な輪郭から手の洞窟と呼ばれ、この地域で一般的に見られるグアナコ(Lama guanicoe)のような動物描写も多数あり、ダイナミックで写実的な方法で動物や人間の姿を形象した狩猟光景が残存します。
クエバの入口は、多くの手の図柄で覆われた岩壁によって覆われ、ロック・シェルター(岩陰遺跡)は、形状と模様のほとんどが以前のものと重なる5つのロック・アートの集合で、天然鉱物顔料の酸化鉄(赤と紫)、カオリン(白)、およびナトロジャロサイト(ソーダ鉄明礬石、黄色)、酸化マンガン(黒)、および土と混合された結合材料で描写されています。
英語表記:Cueva de las Manos, Río Pinturas
所在地:サンタクルス州パタゴニア地方 S47 8 60 W70 40 0(緯度 経度:度分秒)
登録基準 (iii) 1999年年登録
外務省公表の「危険情報」は、渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に発出される情報。